野口英世つなぐ絆確認 解剖記録を正式贈呈、記念館で一般公開

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アナン所長から英世の解剖記録を受け取る八子理事長(右)=猪苗代町・野口英世至誠館

 猪苗代町出身の世界的医学者野口英世の遺体を解剖した際の記録原本が9日、これまで保管してきたガーナ大野口記念医学研究所(ガーナ)から野口英世記念会へ正式に贈呈された。贈呈式は同町の野口英世至誠館で行われ、没後90年の節目に両国関係者が英世の功績と長く紡がれてきた絆を確認した。

 式では同研究所のアブラハム・クワベナ・アナン所長が同記念会の八子弥寿男理事長に記録原本を手渡し、ガーナ大のパトリック・アイエ・クミ副学長、アナン所長が英世の功績や長年にわたる両国の交流をたたえた。八子理事長は「貴重な記録の寄贈を喜んでいる。今後も博士がつないだ両国の縁をより一層強くしていきたい」と語った。

 式終了後、記念シンポジウムも開かれ、同研究所とガーナで共同研究に取り組む東大医科学研究所の清野宏教授らが感染症研究などの成果を発表した。

 記録原本は9日から、同町の野口英世記念館で公開されている。