台湾の高校生が教育旅行 会津の歴史や文化に触れる

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鶴ケ城天守閣を背景に記念撮影する台湾の生徒ら

 台湾の高校生が教育旅行で8、9の両日、会津地方を訪れた。滞在中は鶴ケ城の見学などで会津の歴史や文化を学び、民泊体験で農家との触れ合いも楽しんだ。

 訪れたのは、日本の高校に当たる国立台湾師範大付属高級中の生徒44人と教員2人。昨年度、県の支援を受けて南会津農村生活体験推進協議会が、台湾の教育旅行関係者を招いたことをきっかけに、同校の生徒の来県が決まった。

 生徒らは8日正午過ぎに、会津若松市に到着し、鶴ケ城や下郷町の大内宿などを散策。この日は、南会津町の農家13軒に分かれて宿泊し、もてなしを受けた。

 県によると、東日本大震災前の2010(平成22)年には台湾から11校252人が本県を訪れていたが、その後は落ち込み、昨年は3校98人にとどまった。

 同校では、旅行の訪問先に本県が含まれていることについて、東京電力福島第1原発事故の影響を懸念する保護者の声もあったという。しかし、同校の林湧順学生事務処主任(教頭)は「輸出に向けた福島の農産物の厳格な検査制度などを知り、安全だと判断し、福島を行き先にすることを決めた」と話した。

 県では、教育旅行の誘致に向け、台湾の教職員を招き、本県の魅力を伝える事業を本年度も実施する。