米朝が初の首脳会談 福島県内も言動など注視...『期待と警戒』

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は12日、シンガポール南部セントーサ島のカペラホテルで会談した。米朝首脳会談は史上初。

 県内でも多くの人が米朝首脳会談での拉致問題を巡る言動などを注視した。

 北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会福島の会(救う会ふくしま)の赤塚公生代表(69)は、トランプ米大統領による問題提起を評価し「米国は制裁を決して緩めず、北朝鮮の完全な非核化を進めなければならない」と求め、「徹底した対応の継続によって北朝鮮はやがて拉致問題で妥協するようになるのではないか」と期待した。

 郡山市の会社員、男性(66)は「問題が進展するとはあまり思えない。北朝鮮は、今後『解決した』と言い張ることもあり得る」と警戒。会津若松市の農家、男性(48)は共同声明で拉致問題が触れられなかった点について「トランプ氏にとっては安倍(晋三)首相の顔を立てた形だが、拉致被害者の家族は不安が残ったのではないか」と述べた。

 いわき市の団体職員、女性(40)は、日本政府について「米国の力を借りなければ何もできないということにもなりかねない」と懸念した。