「イオンモール小名浜」15日オープン ポレポレシネマズ出店へ

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
「いわき市の映画の文化を絶やしたくない」と語る鈴木社長

 いわき市小名浜の「イオンモールいわき小名浜」は15日、全面オープンする。専門店や総合スーパーなど県内初出店を含む約130店舗が入る大型商業施設。入居する地元企業の「ポレポレシネマズいわき小名浜」を運営する名画座の鈴木修典(しゅうすけ)社長(57)は「地元企業として、地元の映画文化を絶やさない」と開業を待ちわびる。

 鈴木社長は、JRいわき駅前の映画館「ポレポレいわき」の館主として、東日本大震災に直面した。映写機が壊れるなどしたが、駅前ににぎわいを呼び戻そうと2011(平成23)年3月中に再開。「すぐにお客さんが映画を見に来てくれた。(映画が求められていると感じた)印象は強烈だった」と地元映画館の果たす役割を改めて認識したという。

 今回、駅前にもスクリーンを残しながら、同モールにも入居する形態とした。「小名浜にイオンモールができると聞いた時、地元企業として生き残るためにも、自分から乗り込むべきだと感じていた」。鈴木社長の決意は固かった。「震災後も来てくれた地元の人たちの思いを大切にしよう」と、周囲の協力を得ながらの入居。「オープンはすごく感慨深い」と思いを口にする。

 同シネマは「クラシックハワイアン」をコンセプトに総座席数1327席、九つのスクリーンを有する。今後は、上映する映画の種類を分けて両施設を運営していく考え。「街が自分を育ててくれた」という鈴木社長。映画を通して地域に貢献していく決意だ。