「コープ」合併議決、みやぎ生協と 福島県内通称「ふくしま」継続

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 コープふくしま(福島市)と福島県南生協(矢吹町)は14日、福島市などでそれぞれ総代会を開き、来年3月21日にみやぎ生協(仙台市)と合併することを賛成多数で議決した。同20日付で解散し、2生協の事業を存続法人となるみやぎ生協に譲渡する。組織名はみやぎ生協となるが、福島県内の店舗は「コープふくしま」の通称を継続使用する。

 県境を越えた生協の合併は東北初で、売上高に当たる供給高が1300億円規模の生協が誕生する。みやぎ生協は事業譲渡の対価として「のれん代」を支払い、コープふくしまと福島県南生協に累積欠損金が残らないようにする。

 合併後、コープふくしまと福島県南生協の組合員の出資金はみやぎ生協に受け継がれる。福島県本部を設置し、県内の組合員活動の支援、復興支援、社会的貢献活動を継続する。

 流通競争が激化する中、3生協は事業の共同化、効率化を目指した合併に向けて1年掛けて議論してきた。

 コープふくしまの総代会には総代約200人が出席。今野順夫(としお)理事長が「組合員の生活を守ることが第一。組織統合はゴールではなく、生協活動を活発にして地域で役割を果たしていくスタートとなる」とあいさつした。

 役員改選では、今野理事長ら理事を再任した。任期は2年だが、解散翌日の来年3月21日からは清算人に就任する。

 福島県南生協の辺見一真理事長は14日、「組織が拡大されることで、活動がさらに充実、強化されることを願っている」と語った。みやぎ生協は12日に総代会を開き、合併を議決した。