領収書全て「偽造」 福島県クレー協、不正受給...組織ぐるみか

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 県クレー射撃協会が県体育協会の選手強化費を不正受給していた問題で、県体協は14日、射撃協会が過去5年間に報告書に添付した射撃場の使用料や装弾代の領収書109枚は全て偽造だったと明らかにした。不正受給は2人の担当者の期間にまたがって行われており、組織的に行われていた可能性がある。不正受給額は県体協が把握できる2013(平成25)~17年の5年間にわたり補助金453万3000円で全額返還されない場合は刑事告訴も検討するとしている。

 県体協によると、射撃協が交付を受けていたのは「ふくしまトップアスリートサポート事業」など3事業の補助金。射撃協会は練習場として使用していた射撃場の印鑑を無断で作製するなどして練習場使用料や弁当代などの名目の領収書を偽造。架空の公式記録会なども実施事業として報告していた。

 会員の選手は協会から年に数万円を受け取り、個人や会員同士で練習し、練習場の利用料や道具代に充てていたという。

 県体協は15~17年度に会計を担当した60代男性がインターネットのサービスを使い領収印を偽造、補助金のうち60万円を着服したと説明。13~14年度に担当した別の男性は不正を否定しているとした。

 会計担当の60代男性は福島民友新聞社の取材に対し「会長の了承を得て人件費としてもらった。不正はしていない」と述べた。クレー射撃協会長(72)は「強化費としていただいたものを自分一人で判断できるわけがない」と自身の了承を否定。来週中に理事会を開き、使途不明金や補助金の返還の方法を協議するという。