片倉さん「東京五輪盛り上げて」 福島市に札幌五輪トーチ寄贈

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木幡市長に札幌冬季五輪のトーチを寄贈した片倉さん(中央)と清水会長(右)

 2020年東京五輪・パラリンピックへの機運を高めようと、福島市の富士見町会は15日、同市に対し、1972年の札幌冬季五輪の聖火リレーで使ったトーチを寄贈した。聖火ランナーを務めた同市野田町の片倉義則さん(63)が同町会に託し、市への寄贈を提案した。同市は東京五輪の開催地で、機運醸成に向けて市役所での展示などを計画している。

 片倉さんは72年1月11日、県庁前から約1.2キロの区間で聖火ランナーの正走者を務めた。当時は福島工高2年の17歳で、同市の富士見スポーツ少年団に所属していた。県庁前から2区間は同スポ少が任されており、団員約25人が聖火隊として駆け抜けた。この時のトーチを記念にもらい、自宅で保管していた。片倉さんは「東京五輪の盛り上げに活用してほしい」と語った。

 贈呈では、片倉さんと同町会の清水徹会長(76)が訪れ、木幡浩市長にトーチを手渡した。木幡市長は「市役所での展示のほか、各種イベントでも活用し、市民の機運を高めていきたい」と語った。清水会長は「東京五輪で市民が盛り上がることで、スポーツの活性化が期待できる。町会としても市に対して、できる限りの協力をしていきたい」と語った。

 このトーチは、西郷村の日本工機白河製造所で製造されたもので、雨や風にさらされても消えない白い煙が特徴だった。