二本松城跡・本宮館平場に柱穴や土塁 堀立柱建物跡の可能性

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本宮館平場の発掘調査で確認された柱穴などに見入る参加者

 二本松市教委による二本松城跡の丹羽霊祠殿がある本宮館平場の発掘調査で柱穴や土塁などが確認され、掘立柱建物跡が存在した可能性があることが分かった。市教委は「建物跡と土塁による平場の利用状況は中世的な印象が強く、寛文以降には平場として認識されていないことを裏付けるのではないか」としている。16日に開いた第27次発掘調査の現地説明会で明らかにした。

 二本松城は中世の畠山氏時代から近世の丹羽氏時代までの長期間、同じ場所が城として使われたことが特徴。市教委によると、本宮館は天正年間、本宮・菅森館の城主氏家新兵衛、遊佐丹波守が二本松城を訪れた際に使用されたと伝えられる。

 丹羽霊祠殿の東側に位置する調査区中央では小穴・柱穴19基が検出された。小穴・柱穴は規格が同一のものもあり、掘立柱建物跡が存在したとみられる。

 東辺に見える高まりは土塁であることを確認。南辺にも存在する可能性があり、本宮館が機能していた時期には南と東への防備を固めていたことが推測されるという。

 説明会には約80人が参加し、市教委の吉田陽一さんが調査結果を説明した。