まちづくり拠点「福西本店」開館 会津若松、歴史や文化伝える

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テープカットする関係者

 明治後期から昭和初期にかけて繁栄した会津若松市の豪商・福西家の母屋や蔵を、商業文化施設として改修した「福西本店」が17日、同市に開館した。関係者約60人が出席してセレモニーが行われ、歴史や文化を伝える新たなまちづくり拠点の完成を祝った。

 福西家は江戸中期から城下町の中心地で商売した。大小8棟で構成され、随所に洋風建築も取り入れられている。

 大町通り(野口英世青春通り)に面した店蔵、仏間蔵、炭蔵は高度な技術を要する黒しっくいの外壁で、1914(大正3)年に完成した。

 解体の危機にあったが、地元有志が立ち上がり、会津若松まちづくり(社長・渋川恵男(ともお)会津若松商工会議所会頭)が経済産業省の支援で改修。改修費は1億円を超えるという。

 福西家が収集した美術品や工芸品も公開しており、今後も改修を進め、8月ごろには会津地方の特産品のセレクトショップが開店する予定。

 渋川社長が「会津は戊辰戦争で武家文化から商業文化に移り変わり、その象徴が福西本店。こうした建物を次世代に残すのがわれわれの役目だ」とあいさつした。来賓祝辞に続き、関係者がテープカットした。

 開館時間は午前10時~午後5時。入館料は大人300円、中高生200円、小学生100円。

 問い合わせは福西本店(電話090・9422・2924)へ。