鶴竜関「横綱目指して」 あいづ相撲場の土俵完成、発展誓う

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サインや記念撮影に応じる鶴竜関

 日本相撲協会力士会の寄付を受け、会津若松市が会津総合運動公園内に整備した「あいづ相撲場」の土俵開きが19日、同所で行われ、同会会長を務める横綱鶴竜関ら相撲関係者や地元の中学生が土俵の完成を祝い、相撲競技の一層の発展を誓った。

 相撲場の寄付は東日本大震災後から力士会が行っている震災復興支援活動の一環。総工費は約2450万円で、力士会がこのうち1200万円を日本ユネスコ協会連盟を通じて寄付した。

 同相撲場は鶴ケ城公園にあった相撲場の老朽化に伴い新設された。力士会は福島県のほか、2012(平成24)年に岩手県山田町、14年に宮城県気仙沼市に、それぞれ土俵を寄付している。今後は、熊本地震があった熊本県への支援も検討している。

 土俵開きでは、神事を執り行った後、鶴竜関が「被災地の心の支えになりたいという思いで寄付を決めた。将来、この土俵で稽古に励み、横綱や大関になる子どもが出ることを願いたい」と相撲ファンに呼び掛けた。主催者の佐藤清隆会津相撲協会長、室井照平会津若松市長らがあいさつした。席上、室井市長から鶴竜関と野口昇同連盟副会長に感謝状が贈られた。

 土俵開き後、鶴竜関は地元の中学生との記念撮影に臨んだ。会場に集まったファンにサインや記念撮影に応じ、交流を深めた。サインを受け取った北会津中3年の生徒は「将来、鶴竜関みたいな横綱になりたい」と夢を語った。