旧会津藩士・遠藤敬止をしのぶ 仙台で法要、私財投じ鶴ケ城跡保存

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祭文を読み上げる新城会長

 旧会津藩士で、鶴ケ城が1890(明治23)年に政府から払い下げになった際、保存するため私財を投じた遠藤敬止の115年忌法要が17日、仙台市の充国寺で行われた。参列者が遠藤の功績をたたえた。

 遠藤敬止翁顕彰会(新城猪之吉会長)の主催。戊辰150年を記念して、会津若松市の鶴ケ城北出丸で毎年開催してきた碑前祭を、菩提(ぼだい)寺の同寺で行った。仙台市や会津若松市などから約60人が参列した。

 新城会長が祭文を読み上げ、室井照平会津若松市長、鎌田宏仙台商工会議所会頭が追悼の言葉を述べた。会津日新吟詠会が吟詠を奉納した。

 遠藤は戊辰戦争に加わり、戦後は大蔵省銀行事務講習所で簿記学を指導。第七十七国立銀行(現七十七銀行)設立に際して教授役を務め、2代頭取に就任。宮城商法会議所(現仙台商工会議所)会頭なども務め、東北経済界の発展に寄与した。