鎌田實さん、高校生に人生のヒント 学法石川と白河で文化講演会

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人生の目標を達成するためのヒントを語り掛ける鎌田さん=石川町・学法石川高

 福島民友新聞社と一ツ橋文芸教育振興会が共催する「高校生のための文化講演会」が21日、石川町の学法石川高と白河市の白河高で開かれ、震災、原発事故直後から本県で支援を続ける諏訪中央病院(長野県)名誉院長の鎌田實さん(69)が講演した。文部科学省、県教委、集英社の後援。

 鎌田さんは「生きているってすばらしい―夢、生きがい、絆が大切」と題して講演、「人生で中学、高校は大切な時間。主人公は自分。『夢』という台本を書き、どう生きていくか考えてほしい」と激励した。

 高校生の「夢」にエール

 医師でベストセラー作家の鎌田さんは豊富な人生経験や世界中で出会った人々の逸話を明かしながら、人生の夢や目標を達成するための「ヒント」を提示した。生徒らは真剣な表情で聞き入った。

 学法石川高で開かれた講演会には全校生と石川義塾中生ら計約900人が参加した。

 鎌田さんはラグビーのワールドカップ(W杯)で日本を歴史的勝利に導いたエディー・ジョーンズさんらのエピソードに触れ、「自分が何のために生きているか考えてほしい。哲学は人生を支える」と語り、「自分の心をコントロールできれば相手の心を読むことができる。人生で少し我慢し、相手の身になる力があれば成功する」と力説した。

 また、震災、原発事故の被災地や世界各地の難民キャンプの人々の生活も紹介。絆の大切さに触れ「弱っている人の気持ちが分かる優しい人は誰よりも信頼され、チームのパワーになる」などと語り掛けた。

 同高校の生徒(2年)は「自分の努力次第で人生は切り開いていけると思った。さまざまなことに挑戦していきたい」と話した。

 白河高では全校生約760人が参加。謝辞を述べた生徒(3年)は「鎌田先生の話を聞いたことは人生の大きな経験。生きることは『奇跡の連続』と自覚し、これからを生きていきたい」と話した。