収入保険加入へ周知、「青色申告」農業者対象 NOSAI福島

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 農業保険法の施行に伴い自然災害や価格低下などで減少した売り上げを含め農業経営を全体的に補償する「収入保険」が来年1月、全国一斉導入される。制度が大きく見直される「農業共済」とともに任意加入制に移行するため、県内の加入申請窓口を担う県農業共済組合(NOSAI福島)は無保険者ゼロに向けて新制度の周知を図る。

 収入保険の全体的なスケジュールは【表】の通り。個人農業者の場合は10~11月に加入申請を済ませ、12月末までに保険料や積立金を納付すれば、来年1~12月が保険期間となる。

 収入保険は保険期間の収入が基準収入の9割を下回った場合、最大で減収分の9割が補填(ほてん)される。自然災害による収穫量の減少に加え、市場価格の低下、けがや病気、取引先の倒産、輸出時の為替変動などでの減収分もカバーされる。コメや野菜、果樹、花、シイタケなどほぼ全ての農産物が対象品目となり、生産者は複合経営に取り組みやすくなる。一方、肉用牛や肉用子牛、肉豚、鶏卵は国の畜産経営安定対策があるため対象外となる。

 収入を適切に把握できる納税手続き「青色申告」を行っている農業者が加入の条件。NOSAI福島によると、昨年に青色申告した農業者は県内で約1万5千経営体で、初年度はその4分の1程度の収入保険加入を見込んでいるという。

 玉川で29日説明会

 NOSAI福島は29日、玉川村岩法寺のいわせ石川支所で収入保険制度などに関する説明会を開く。事前申し込みが必要。
 説明会の問い合わせはNOSAI福島収入保険課へ。