19校で「塀」基準外、早急修繕必要6校 大阪地震で県立校調査

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 大阪府北部で発生した地震で小学校のブロック塀が倒壊し女子児童が犠牲になったことを受け、ブロック塀を緊急点検していた県教委は22日、県立高校と特別支援学校の19校の塀が建築基準法の基準に適合していなかったと発表した。基準内を含む6校では塀にぐらつきや傾きがあるため早急な修繕などが必要とみられ、県教委は安全対策を急ぐ。

 県教委は県立の高校と特別支援学校の97校に緊急点検を指示。このうち、塀が設置されている56校で事務職員らが目視やメジャーを使った計測で点検した。

 県教委によると、19校では高さが基準の2.2メートルを超えていたり、補強用の「控え壁」設置が基準に適合していなかった。基準には適合していたが、ひび割れや破損がある塀も確認された。各校は校舎や体育館を含む法令点検を3年に1度行っているが、県教委は「ブロック塀は優先順位が低く、見落とされていた可能性がある」とした。

 早急な修繕などが必要とみられる学校のうち、会津工高は法令点検などを踏まえ、5月末に県教委に修繕を要望。平工高は塀の周辺を立ち入り禁止にした。県教委は今後、市町村教委から報告を受け、県内の点検状況をまとめる。

 二本松市でも22日、小学校1校で基準に適合していない塀が確認された。高さ2.2メートルの擁壁の上に高さ1.8メートルの塀が設置されていた。市は塀を撤去する方針で検討している。