あづま球場で23日「日米対抗ソフト」 東京五輪向け期待の一戦

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守備練習をする日本代表の選手たち=22日午後、福島市・あづま球場

 ソフトボール女子の国際親善試合、日米対抗の第3戦が23日に福島市のあづま球場で行われる。同球場では2020年東京五輪野球・ソフトボール競技が行われることになっており、市など関係機関はボランティア対応などの面で五輪を想定した取り組みを行う。22日は日本、米国両代表チームが同球場入りして練習を行った。

 両代表チームはこの日、グラウンドの状況などを確認しながら調整。球場に到着した両代表を、地元住民らが両国の旗を振るなどして歓迎した。

 3連戦の最終戦となる第3戦は日本ソフトボール協会、読売新聞社の主催、県、福島市、福島民友新聞社、福島中央テレビの共催で、23日午後1時開始予定。東京都で行われた20日の第1戦、仙台市で行われた21日の第2戦は日本が連勝した。

 大きな意味持つ『仮想五輪』の一戦

 「2年後の五輪に向けたまたとない機会だ」。女子ソフトボール世界ランキング2位の日本と1位米国が、2020年東京五輪ソフトボール競技が行われる福島市のあづま球場で激突する23日の国際親善試合。選手や観客を受け入れる市や県関係者は22日、期待の声を口にした。関係者にとっては「仮想五輪」としても大きな意味を持つ一戦となる。

 「ボランティアによる対応など、実際にやってみることで見えてくる課題があると思う」。福島市の東京五輪関連の推進室の西坂邦仁室長(56)は五輪を見据えてそう語る。市は試合に向け五輪も想定した万全の準備を整えてきた。試合当日は、海外から観戦に来る人の通訳や観光案内に当たる約50人のボランティアを球場とJR福島駅に配置する。「五輪前にこうした国際的な試合が開催されるのはありがたい。経験を踏まえ、さまざまな工夫を重ねていきたい」

 県は、試合当日に本県のPRブースを設けるほか、24日には同球場で日本代表選手らを招いたイベントを行い、五輪機運の盛り上げにつなげたい考え。

 五輪関連の推進室の鈴木淳主幹(48)は「県内は国際大会の実績が少なく、こうした世界上位チームによる県内での大会運営は貴重な経験」と試合の意義を語った。

 日本代表は試合後の24~27日、同球場で強化合宿に臨む。

 この間は、同市の土湯温泉に宿泊する予定で土湯温泉観光協会の池田和也常務理事・事務局長(60)は「日本代表クラスの滞在はめったになく、学ぶことは多い。五輪に向けてもいい経験になるはず」と話した。