柳美里さんと鎌田實さん、フルハウスで表現者の『生き方』語る

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
「雪とパイナップル」を朗読する鎌田さん(左)と、柳さん

 南相馬市小高区在住の芥川賞作家柳美里さん(50)の書店「フルハウス」は23日、同店隣の劇場予定地で諏訪中央病院(長野県)名誉院長で作家の鎌田實さん(69)を迎えたトークショーと朗読会を開き、表現者としての生き方などを語り合った。

 県内外から約30人が訪れた。鎌田さんは、震災と原発事故直後から本県で支援を続けている。

 トークショーで鎌田さんは柳さんについて「文学者として人生での失敗をプラスに変えている」と印象を語った。また、「一生を長い期間で捉えて生きることが大事だ。たとえ学生でもサラリーマンでもいろいろな分野で表現をして生きている」と述べた。柳さんは「人との出会いが、自らのマイナスをプラスに変えることにもなる」と話した。

 朗読会では鎌田さんが、チェルノブイリの放射能汚染で白血病になった現地の少年と日本人看護師との心の交流を描いた鎌田さんの絵本「雪とパイナップル」など計3冊の一部を読み上げた。

 今年4月に開店したフルハウスは、毎週土曜日に小説家や詩人などを招き、トークイベントや輪読会を企画している。