巨大ダルマ引き...復興住宅に『交流の輪』広がる 勿来酒井団地

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祭事として行われた巨大ダルマ引き

 双葉町が町外拠点に位置付けているいわき市勿来町の復興公営住宅「勿来酒井団地」で23日、利用開始式が行われた。東京電力福島第1原発事故の影響で避難が続く町民と同市民らが交流の輪を広げた。町商工会や同町などでつくる実行委員会の主催。

 同団地は3月から双葉町民を中心に入居が始まり、双葉郡立勿来診療所やサポートセンターひだまりなども整備されるなど、避難先の最大の生活拠点として整備が進められてきた。

 町による商業施設整備も進み、同日開店したコインランドリーをはじめ、7月中旬までにカフェやレストランが入ることから、新たなコミュニティーづくりに向けてイベントを開いた。

 町民、市民が参加して行われた町の新春行事ダルマ市の呼び物「巨大ダルマ引き」も盛り上がり、南北に分かれて3回行った結果、2勝1敗で北の豊年満作に軍配が上がった。

 オープニングでは実行委員長の伊藤哲雄双葉町商工会長が「双葉町民と地域の方、誰でも参加できる拠点にしていきたい」と話し、伊沢史朗町長が「町の帰還に向けた整備をしていく間、この拠点で健康な生活を送ってほしい」とあいさつした。

 同団地には5月末現在、戸建てと集合住宅の計159戸中127世帯分の入居が決まっている。双葉町民を中心に大熊、浪江、富岡町民も入居している。