世界の技に『熱視線』 日米対抗ソフト、あづま球場7900人沸く

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日米選手の一流のプレーに沸く観客=福島市・あづま球場

 福島市のあづま球場に集まった約7900人の目が、日米代表のプレーにくぎ付けになった。ソフトボール女子の国際親善試合、日米対抗最終戦が行われた23日、ファンは世界トップレベルの試合に歓声を上げ、2年後に同球場で開催される東京五輪ソフトボール競技へ期待を膨らませた。市民ボランティアは2年後を見据えながら大会運営に協力した。

 日米両チームとも無得点で迎えた三回裏、日本の山田恵里主将が2点本塁打を放つと、観客は両手を高く上げ、スタンドの熱気は最高潮に達した。

 「すごいきれいなホームランだった」。瀬上小6年の男子児童(11)=福島市=は山田主将の決勝打に感動した様子。ソフトボールスポーツ少年団に所属しており、「(代表の)プレーを見ることができたのはいい経験。投げ方、打ち方全てが勉強になった」とうれしそうに話した。

 同じくソフトボールに打ち込む若松四中1年の女子生徒(12)=会津若松市=は「県内で世界レベルの大会が開かれるのはうれしい」と語り、「2年後も、ぜひここに来たい」と笑顔を見せた。

 4回表2死一、二塁のピンチには上野由岐子投手が登板。相手打者を三振で仕留め、その後も得点を許さなかった。長女(12)と観戦した矢吹町の会社員、男性(47)は「上野投手のボールを生で初めて見たが、すごい迫力だった。2年後は、金メダルが期待できる」と楽しみにした。

 子どもたち大役果たす

 本県の子どもたちが始球式などで大役を果たし、日米の熱戦に花を添えた。

 始球式で、蓬莱小6年伊藤琉羽(るう)さん(11)が投手、川崎小6年の安斎心咲菜(ここな)さん(11)が捕手を務めた。伊藤さんは「プロの選手が出場するグラウンドで投げられて良かった」と話し、安斎さんと「2年後の五輪でも始球式に参加したい」と声をそろえた。

 吉井田小マーチングバンド部は試合前に演奏を披露、客席を盛り上げた。部長で6年の国井美里さん(11)は「楽しんで演奏できた。緊張したけど選手に頑張ってもらえるよう演奏した」と満足げな表情を見せた。