東北の高校生「富士登山」へ説明会 7年目、登頂へ誓い新たに

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 東日本大震災で被災した東北の高校生が富士山登頂を目指すプロジェクト「東北の高校生の富士登山2018」の事前説明会が23日、郡山市で開かれた。生徒が登頂へ誓いを新たにした。

 これまで本県を中心に宮城、岩手両県の高校生延べ479人が参加した。今回は約100人を予定しており、2016(平成28)年に77歳で亡くなった登山家田部井淳子さん(三春町出身)が目標としていた1000人の半数を超える見通しだ。

 同プロジェクトは田部井淳子基金の主催、文部科学省、福島民友新聞社などの後援。復興支援を狙いに12年から毎年行われ、7回目。7月24日にJR郡山、いわき、原ノ町の各駅からバスで出発し、25日または26日に、静岡県側の富士宮ルートから山頂を目指す。

 説明会には生徒と保護者ら約140人が参加した。同プロジェクトリーダーを務める田部井さんの長男進也さん(39)が「母と登山をしていて感じた挑戦する大切さや達成感を知ってもらいたい」とあいさつした。14年に同プロジェクトに参加した田村市出身で山形大1年の鈴木千紘さん(22)が「田部井さんも一緒に登山し続けたかったと思う。感謝を忘れず登ってほしい」とエールを送った。

 日大東北高3年の佐川了さんは「日本一の山頂はどんな所なのか楽しみ。高校生活最後の思い出をつくりたい」と胸を高鳴らせた。