脳死肝移植の男児...快方に 福島医大、18歳未満も福島県内初

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 九州地方の病院に入院していた男児が脳死と判定され、実施された臓器移植で、福島医大病院は25日、肝臓の提供を受けた10歳未満の男児の手術を終え、男児は快方に向かっていると発表した。脳死下の肝臓移植手術は県内初で、臓器にかかわらず18歳未満の子どもへの、脳死の臓器移植としても県内初となった。

 同病院によると、提供を受けた男児は劇症肝炎を患い、肝臓移植以外では救命困難と診断された。22日に日本臓器移植ネットワークから連絡があり、移植手術が23日午後から24日午前にかけて行われた。現在はPICU(小児特定集中治療室)での治療が続けられている。

 提供を受けた男児の両親はドナーに深い感謝の気持ちを示し「つないでもらった命を大切にしていきたい」と話しているという。

 同病院移植医療部長の丸橋繁氏と小児外科部長の田中秀明氏が25日、同病院で記者会見し、丸橋氏は「今回を契機に、多くの人に移植医療に関心を持ってもらいたい」と話した。