女性消防職員が福島県初「座談会」 働きやすい環境づくり提案

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職場環境の改善策などについて活発に議論を交わす女性職員

 郡山地方消防本部は25日、同本部で県内の女性消防職員を集めた初めての座談会を開いた。参加者からは、女性消防職員の離職率が高いとして、気軽に相談できる女性職員のアドバイザーが必要との意見などが出た。9月に開催予定の次回会議で消防庁の女性職員アドバイザーが意見についての改善策を提案する。

 同庁が進める女性職員の増員方針に対応し、男女の区別なく働きやすい職場を目指そうと開いた。同庁の女性職員活躍推進事業で、同本部の座談会開催などがモデル事業として採択された。本年度3回にわたって開く。

 座談会には県内12消防本部のうち、8消防本部から女性職員25人が参加。職場環境、家庭と仕事の両立、女性職員増員への施策について3グループに分かれ、議論した。参加者は、産前・産後休業や育児休暇が滞りなく取得できているとした上で、働き方を家庭環境などに応じて柔軟に変えていく必要があると強調した。また、職場環境の整備については一部の消防本部で仮眠室やトイレが男女共用となっていることを指摘し「女性専用にすべきだ」との声が上がった。

 3児の母で、日勤で消防や救急の出動に当たっている郡山消防署安積分署の羽金真奈美消防司令補(34)は「一人一人によって働きやすい環境は違う。現場に出たい気持ちを尊重できる体制を整えてほしい」と話した。

 女性職員は36人全体の1.44%

 県消防保安課によると4月現在、県内の女性消防職員は36人で、全職員の1.44%。全国平均は2.7%で、1ポイント以上の開きがある。消防庁は2016(平成28)年、女性消防職員数を26年までに全職員の5%に増やす目標を立てている。