女優・竹下景子さんと地球体感 富良野自然塾裏磐梯校プレイベント

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富良野自然塾裏磐梯校で1日、開校記念プレイベントとして初の「自然塾」が開かれ、女優の竹下景子さんが特別講師を務めた。

 福島県北塩原村のグランデコリゾート内に開校する富良野自然塾裏磐梯校で1日、開校記念プレイベントとして初めての「自然塾」が開かれ、女優の竹下景子さんが特別講師を務めた。参加者は「石の地球」や「裸足(はだし)の道」などの、触れて、感じるアクティビティーを楽しみながら地球の成り立ちや自然環境の大切さを学んだ。

 富良野自然塾は脚本家の倉本聰さんを塾長に、北海道富良野市などで展開する自然環境体験プロジェクト。裏磐梯校は14日、東北で初めて開校する。緑の教室、石の地球、地球の道、裸足の道の四つのアクティビティーを備えた「自然塾」には、県内外から家族連れら約70人が参加した。

 竹下景子さんは、地球を約1300万分の1の大きさにした直径1メートルの模型を使った「石の地球」を担当。立体的な断面図の地球模型などを示しながら、地球に残された熱帯林の広さや人間が使える水がいかに貴重であるかなどを説いた。同村から参加した自然保護官の男性(38)は「大きな模型で間近に示してもらえると実感を持ってよく考えられる」と話した。

 地球46億年の営みを約460メートルの道に置き換えた「地球の道」では、インストラクターが演劇的な表現を使って歴史を解説。進化を続けてきた生き物の気持ちを想像して代弁し、ときに歌も盛り込みながら、歴史の旅を盛り上げた。家族と参加した生徒(猪苗代中1年)は「地球が誕生した時代の話を学べてよかった」と語った。

 「裸足の道」では参加者が目隠しをしてはだしになり、芝や丸太などの上を歩き、視覚を遮断した感覚で裏磐梯の自然を体感した。児童(裏磐梯小5年)は「目隠しで歩くことに緊張したが、普段できないことができて面白かった」と笑顔で話した。

 ◆築くべき未来のヒントに

 竹下景子さんは富良野自然塾裏磐梯校開校にあたり、震災と原発事故という困難に直面する本県に向けて「築くべき未来を考えるとき、自然塾の体験がそのヒントになると、私は信じている」と希望を語った。

 竹下さんは2006(平成18)年の富良野市の富良野自然塾創立から、外部講師を務めている。裏磐梯、グランデコ訪問は家族とのスキー旅行以来で、約20年ぶりという。

 学びの舞台を歩いた竹下さんは「普段の生活とは違う視点で今までと違うものが見え、発見の可能性に満ちている」と裏磐梯で五感を使った体験をする面白さを語った。