雑草発生抑える『草』植栽 喜多方の水田水路斜面、作業軽減へ

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水路斜面にイブキジャコウソウの苗を植える住民

 喜多方市塩川町会知の赤星集落の住民でつくる赤星環境保全会(大塚則嘉代表)は6月30日、集落南側にある水田の水路斜面に、雑草の発生を抑える効果があるとされるイブキジャコウソウを植えた。

 38戸の集落は専業農家が多く、約60ヘクタールの田畑がある。担い手の高齢化に伴い、草刈り作業が大きな負担となっている。イブキジャコウソウは斜面を覆うように育つため、雑草があまり生えず草刈りの回数を減らせる。小さなピンクの花も咲き、地域の景観を良くする効果も期待できる。また寒さに強く、多年草で管理も簡単という。

 専業農家でもある大塚代表らが岩手県での取り組みを知り、同県農産物改良種苗センターを視察して植栽が実現した。同センターによると、広島県など全国にイブキジャコウソウの苗を供給しているが、県内の集落や団体が取り組むのは初めてという。

 約50人が参加した。同センター園芸作物部調査役の沢瀬孝さんが苗の植え方を指導、参加者が協力して斜面に植えた。来年には斜面全体に広がり、花を咲かせるという。大塚代表は「農家の高齢化は、どこの地域でも課題であり、作業の省力化は必要だ。効果が表れ、県内の他の地域にも広がれば」と期待を込めた。