「ホテル辰巳屋」19年8月末に閉館 福島駅東口再開発エリア

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来年8月末の閉館が明らかになったホテル辰巳屋

 福島県福島市のJR福島駅東口のホテル辰巳屋が来年8月末に閉館する。同社が2日明らかにした。宿泊は来年8月30日、宴会やレストラン、会議室の利用は同31日まで。婚礼事業は本年度で終了する。同社によると、約80人の従業員には既に閉館方針を伝えており、役員らが従業員の再就職を支援するという。

 同ホテルや中合福島店が入る「辰巳屋ビル」は、駅東口エリアの再開発計画で取り壊されることが決まっている。

 同市の不動産賃貸管理会社エスケーワンが今年3月、辰巳屋ビルを所有していた辰巳屋から土地と建物を取得。旧中合福島店2番館などを含む跡地に商業施設やホテル、マンションなど複合的な大規模施設の建設が検討されており、地権者の組合が年内にも計画を策定する予定だ。

 辰巳屋の森岡幸江社長は福島民友新聞社の取材に「閉館する最後の日まで今まで通りに取り組んでいく。福島駅前でホテルサービスの提供やフランス料理を紹介するという役目が終わったという思いだ」と語った。

 同ホテルは1973(昭和48)年に開館。94年に立食で1000人を収容できる宴会場を設け、開業40周年の2013年には1階のフロントロビーと、8階のレストランをリニューアルした。部屋数は60。同市土湯温泉町の「辰巳屋山荘 里の湯」は経営を続けるという。