育てたウナギが「うな重」に 福島高スーパーサイエンス部

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養殖したウナギの初めての販売をPRする太田さん

 福島県水産物の風評払拭(ふっしょく)や次世代養殖技術確立に向けた研究に取り組む福島高(福島市)のスーパーサイエンス(SS)部が育てたウナギが9日、うな重として初めて販売される。研究グループ班長の3年太田裕亮さん(17)は販売にようやくこぎ着け「多くの方に感謝したい。福島復興の一助になれば」と喜んだ。

 SS部は2015(平成27)年からウナギを養殖する研究に取り組む。今年から藻類の一種で栄養豊富な「ミドリムシ」の粉末を餌に混ぜて栄養価を高めている。ブランド化に向け、福高、復興、ミドリムシにちなみ「ふっこうみどり鰻」の商品名を付けた。5月には東京の鰻専門店から味や質で及第点をもらった。

 福島市などで鰻料理などを提供する「味処大番」が協力する。大番を経営する信夫木材通商の今野陽介専務(39)は「ぜひ応援したかった」とエールを送る。うな重は同市松浪町の「味処大番 竹林亭」で味わえる。50食限定で要予約、3739円(税込み)。問い合わせは竹林亭(電話024・535・6292)へ。

 SS部は、今年の第28回みんゆう県民大賞のふるさと創生賞を受賞している。