介護現場で復興に 県外から応援職員第1号、南相馬で仕事始め

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「皆さんが少しでも幸せと元気になってもらえるよう最善を尽くしたい」と意気込む会田さん(左)

 県被災地介護施設再開等支援事業で、県外からの応援職員第1号の山形市の介護職員会田るみさん(48)が2日、福島県南相馬市小高区の特別養護老人ホーム「梅の香」で仕事を始めた。同施設は小高区唯一の特養施設。同日、仕事始め式が行われ、会田さんは「利用者の皆さんが少しでも幸せになってもらえるよう最善を尽くしたい」と意気込んだ。

 梅の香は震災と原発事故の影響で休止していたが、今年4月、7年ぶりに事業を再開した。同支援事業では、被災地で再開した高齢者介護施設の支援を目的に全国の社会福祉法人の介護職員による応援を行っている。双葉郡や南相馬市小高区、飯舘村、田村市都路町の6施設が対象。梅の香の支援には、済生会支部山形県済生会が名乗りを上げた。

 「介護職員としてのこれまでの経験を被災地で役立てたい」。同会の応援職員の公募を知り、会田さんは派遣を志願した。梅の香は現在、スタッフ25人、40床体制で長期ステイ6人、ショートステイ4人を受け入れている。しかし、震災前の60床体制、長期50人・ショートステイ10人には及ばない状況が続く。会田さんの派遣期間は3カ月。施設はベテラン職員の"助っ人"を得て、夏までに利用者を30人まで受け入れできるようサービスの拡充を見込む。

 仕事始め式で利用者から花束を贈られた会田さんは「あらためて一人でも多くの住民を元気にしたいという気持ちが膨らんだ。スタッフと力を合わせて利用者を増やせるよう頑張っていきたい」と誓った。