腸内環境の改善へ会津天宝「玄米甘酒」 沖縄で臨床研究に使用

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会津天宝醸造製造の玄米甘酒「玄米オリザーノ」

 会津天宝醸造(会津若松市)は5日、同社製造の玄米甘酒「玄米オリザーノ」が琉球大医学部の主導する「久米島デジタルヘルスプロジェクト」と、国立研究開発法人日本医療研究開発機構での「免疫アレルギー疾患等実用化研究事業」の臨床試験に使われると発表した。

 同社は、みそなどを醸造しており、科学技術振興機構(JST)の東北震災復興事業として、琉球大医学部などと協力して玄米オリザーノを発売した。同大第2内科が2014(平成26)年に実施した臨床試験では、腸壁面の「腸内フローラ」の善玉菌を増やすバランス改善や、高脂質の食べ物が食べたくなくなる効果が実証されている。玄米に含まれる「ガンマオリザノール」が満腹中枢の視床下部に作用するとしている。

 今回の二つの試験は、いずれも琉球大医学部第2内科(益崎裕章教授)との研究で、同社は連携企業としてこの夏から参画する。玄米オリザノールは特に腸内フローラのバランス改善に関する評価が高く、臨床試験では腸内フローラと生活習慣病やアレルギー疾患との関連性が研究される。

 久米島では腸内フローラの改善が心身にどのような影響を及ぼすかを人工知能でデータ解析し、日本医療研究開発機構は重症牛乳アレルギー児に飲んでもらい、アレルギー疾患の改善に効果があるかなどを研究する。

 満田盛護社長は「糖尿病などの生活習慣病やアレルギーを食事を通して改善するプロセスが確立されることを期待したい」と話した。