福島・荒川が8年連続『日本一』 水質が最も良好な河川に選出

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水質が8年連続日本一となった荒川

 国土交通省は6日、全国163河川で実施した2017(平成29)年の水質調査の結果を公表し、福島市を流れる荒川が8年連続で「水質が最も良好な河川」に選ばれた。

 「最も良好」と判定されたのは全国の16河川。水の汚れを示す生物化学的酸素要求量(BOD)の年間平均値を測定し、河川水1リットル当たり0.5ミリグラム(環境省が定めるBODの報告下限値)の河川を「水質が最も良好な河川」としている。

 結果を受け、荒川の美化などに取り組む関係者からは喜びの声が上がった。一斉清掃などを通じ荒川の自然保護に取り組む「ふるさとの川・荒川づくり協議会」の渡辺富志夫会長(79)は「毎年水質日本一になっていることで、きれいな川であるということがだんだん浸透してきていると思う」と指摘。「水質が良好だとの理解が広まれば、清掃活動に参加する人は増えるし、ごみを捨てるような人もいなくなると思う」とも話し、今後の川の環境保全に向けて市民の理解が大事との考えを示した。

 荒川の魅力に親しんでもらおうと同市の荒川桜づつみ河川公園で毎年、「荒川フェスティバル」を開催している同フェス実行委の委員長を務める紺野啓三さん(69)は「大変励みになる。ますますイベントを頑張っていきたい」と意欲を語る。地域住民と共に定期的に河川周辺の清掃活動にも取り組んでいる紺野さんは「水質はもちろんのこと、周囲の環境もきれいにしていることが、全国に誇れる点です」と喜んだ。木幡浩福島市長は「今後も水質保持に努め、観光振興にも一層活用していきたい」とのコメントを出した。