「福島県復興祈念公園」展望地や広場など設置へ 基本計画公表

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 復興庁と県は6日、東日本大震災の犠牲者追悼などを目的に双葉、浪江両町にまたがるエリアに整備する県復興祈念公園について、空間構成や管理運営などの考え方を定めた基本計画を公表した。段階的に整備を進め、2020年度の一部利用開始を予定している。

 公園の面積は約50ヘクタールで、高台に太平洋の震源方向や東京電力福島第1原発の排気筒を見渡せる展望地、公園内に津波の高さを体感できる場所や追悼式典の会場などとして活用される広場を造る。

 避難指示区域前に設置された立ち入り制限ゲートや津波に流された橋脚など震災遺構をそのままの場所で保存する。公園の隣接地には、津波や原発事故の被害と教訓を後世に伝えるための関連記録を集約するアーカイブ施設を建設。同施設と連携した野外フィールドの整備も想定している。

 復興庁と県は県民から募集した意見などを踏まえ、これまで示していた素案に日常的に楽しめることや来園者を呼び込むイベントなどの検討、障害者も利用しやすいユニバーサルデザインに関する記載も加えた。

 県は本年度、用地買収や地質調査などに着手。年度内にも、復興庁と基本設計を作成する方針だ。復興祈念公園は、岩手県陸前高田市と宮城県石巻市に次いで3カ所目となる。