検診で23人に「消毒液」...水と誤り飲ませる 2人に痛み、発疹

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 南相馬市は7日、県保健衛生協会に業務委託した総合健診の胃がん検診で、40代から80代の男女23人に発泡剤を水ではなく消毒液で飲ませたと発表した。うち1人が喉に痛みを訴え、もう1人に発疹などの症状が出たが、重症者はいない。市と同協会は23人全員に謝罪した。

 市と同協会によると、6日午前に同市で行った総合健診で同協会の60代女性看護師が胃のバリウム検査で受検者に水ではなく消毒液を15cc飲ませた。水の入った容器と消毒液の入ったボトルを取り違えたらしい。同協会によると、健診終了後に片付けをしていて、ボトルの取り違えに気が付いたという。

 同協会からの連絡を受け、市は同日夜、23人全員に連絡し、健康状態を確認したところ、16人に症状はなく、5人は体調不良はなかったが、医療機関を受診。1人が喉の痛み、1人が発疹などの症状を訴えた。同協会によると、7日現在で症状を訴える人はいない。

 市と同協会によると、通常と違う検診車を使用したことから、看護師が水の容器に酷似する消毒液のボトルを取り違えたという。

 同協会は、消毒液の主成分はエタノールで、飲用アルコールと同じ成分であることから、健康に大きな影響はないと説明。同協会は、担当者の慣れによる確認不足が原因としており、市と連携しながら再発防止を徹底したいとしている。