民俗芸能で交流、中学生が飯樋の田植踊披露 北米関係者招き音楽祭

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飯舘中の生徒による「飯樋の田植踊」=9日、飯舘村・合同校舎

 米国とカナダの批評家や作曲家12人を県内に招き、交流する音楽祭「音楽による出会い 日本・米国・カナダ」が8、9の両日、福島市と飯舘村で開かれた。県内に伝わる民俗芸能が披露されるなど両国と県内の音楽関係者が交流を深めた。

 日本の現代音楽を米国に紹介しているミュージック・フロム・ジャパン(MFJ、三浦尚之理事長)らの主催。音楽祭は両国の批評家や作曲家に日本の民俗芸能を紹介するとともに、本県の復興を実感してもらおうと開かれた。8日は福島市音楽堂で行われ、「民俗芸能を継承するふくしまの会」副理事長の懸田弘訓さんが県内特有の民俗芸能について解説。金沢黒沼神社の十二神楽(福島市)、鹿島下町の子供手踊(こどもておどり)(南相馬市)、栗生沢の三ツ獅子(南会津町)、霊山太鼓(伊達市)が披露された。

 9日は飯舘村の小、中学校が入る合同校舎で開かれ、小学生が村民歌などを歌い、中学生が同村に伝わる「飯樋の田植踊(たうえおどり)」を披露した。元原子力規制委員長で飯舘村復興アドバイザーの田中俊一さんの講演、飯舘中の和田節子校長らが参加する公開討論会も開かれ、県内の現状を紹介した。

 参加者の音楽批評家ミカエル・アンソニーさん(70)は「子どもたちが地域の伝統を引き継いでいることに感動した」と話した。