第1原発・2号機床「630ミリシーベルト」 原子炉建屋最上階

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 東京電力は9日、福島第1原発2号機の原子炉建屋最上階調査で初めて床面の放射線量を測定した結果、排水口付近でガンマ線とベータ線の合算値で最大毎時630ミリシーベルトだったと発表した。床面に広がったストロンチウムなどの放射性物質が水に流されて排水口付近に集まり、部分的に放射線量が高くなった可能性がある。

 ガンマ線はセシウムなどを発し強い透過力があるが、ベータ線は透過力が弱い。東電は結果について「ストロンチウムなどが存在する可能性を改めて確認できた。内部被ばく対策が重要となるため、今後の作業計画に役立てる」としている。

 東電は3~5日、遠隔操作ロボットで床面17カ所、壁3カ所の放射線量を測定。別の排水口付近でも285ミリシーベルトや175ミリシーベルトと比較的高い値が測定された。2号機では原子炉建屋の屋上で雨水を排水する配管が破損し、建屋内への雨漏れが確認されている。床面の最小値は18ミリシーベルトだった。

 ガンマ線だけで見ると、床面の最大値は50ミリシーベルトで最小値は1.0ミリシーベルト。東電は床面や壁の1センチ未満まで機器を近づけて測定したのは今回が初めてで、自然減衰などを比較できるデータはないとしている。