自転車競技場建設参入へ 郡山・八光建設、オランダ企業と協力覚書

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覚書を交わした宗像社長(右)とドゥーマ社長

 福島県郡山市の総合建設業八光建設は、国際規格の自転車競技用木造トラックの設計・施工事業に乗り出す。住宅などの木造建築で培った技術を自転車競技場の建設に生かす考え。2020年東京五輪の開催で、自転車競技への注目が集まる中、同社は県内での自転車競技場の建設を視野に、全国展開を目指す方針。

 同社によると、競技場のトラック部分は木材を使っており、国内で五輪で使用できる国際規格をクリアしている競技場は、静岡県の1カ所のみという。健康志向の高まりなどを受け、競技人口の拡大が見込まれることから、同社は自転車競技場建設の参入を決めた。

 同社は、自転車競技場の設計・施工で世界的に実績のあるSDAベロドロームス社(オランダ)と5月、自転車競技場の普及に向け協力関係を結んだ。同市の八光建設本社で、八光建設の宗像剛社長とSDAベロドロームス社のサンダー・ドゥーマ社長が覚書を交わした。

 SDAベロドロームス社は、オランダや韓国、ブラジルなどで自転車競技場を設計・施工。八光建設は、そのノウハウを学びながら、国内市場での普及を目指す。

 今後は、全国の各自治体向けに、世界の自転車競技場の概要などを説明する講演会などを開く予定。宗像社長は「復興のシンボルとして自転車競技場を本県に造りたい」と話した。