富岡・復興拠点「除染」始まる 帰還困難区域、夜ノ森駅前など

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JR夜ノ森駅前の除染を進める作業員

 環境省は11日、東京電力福島第1原発事故で立ち入りが制限されている富岡町の帰還困難区域で、住民が再び住めるようにする「特定復興再生拠点区域」(復興拠点)の整備に向けた本格除染を開始した。2021年秋までに復興拠点の全域約390ヘクタールの大半の除染完了を目指す。

 復興拠点の除染は双葉、大熊、浪江に続き4町目。同日、報道関係者に作業の様子を公開した。JR夜ノ森駅前の広場や駅周辺の遊歩道など約2500平方メートルの範囲で除染に着手した。作業員が草刈り機を使って草を刈り取ったほか、落ち葉などの堆積物を取り除いた。

 駅周辺の除染は今月中に完了する予定。同省は10月をめどに、住宅が密集する大菅、夜の森駅前北、同駅前南、新夜ノ森(一部範囲)の4行政区の除染に入る。

 町は、23年春までの避難指示解除を目指している。町の帰還困難区域の約46%に当たる復興拠点全域約390ヘクタールには震災前、人口約1万6000人の2割強に当たる約4000人が住んでいた。