第1原発2号機...最上階大きな損傷なし 建屋内調査で動画公開

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 東京電力は12日、福島第1原発2号機の原子炉建屋最上階「オペレーティングフロア」の調査で撮影した動画を公開した。壁や天井の塗装の剥がれが確認されたが、大きな損傷や資機材の転倒などはなかった。

 東電は今後、フロア内の残置物撤去に向けた工程を精査する。同日、記者会見した福島第1廃炉推進カンパニーの大山勝義広報担当はフロア内の状況について「おおむね想定通り。特段大きな支障は認められなかった」と語った。

 動画では、床に天井から落下した塗装の一部や雨漏れによる水たまりが写っていた。2014(平成26)年に投入して回収できなくなった調査ロボットも確認されたが、作業の支障となる大きながれきなどはなかった。使用済み核燃料プールから燃料を取り出す燃料交換機の脱落もなかった。

 動画はフロア内に投入したロボットで撮影された。使用済み核燃料プールからの燃料取り出しに向けた調査で、これまでに空間放射線量や床・壁の放射線量などを測定した。計画では建屋上部を解体し、23年度をめどに燃料を取り出す。