人型ロボット「ペッパー」情報発信 福島県とソフトバンク協定

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協定を締結した内堀知事(左)、宮内社長

 産業復興の柱となる福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想の推進に向け県は、人型ロボット「ペッパー」を活用した新たな情報発信事業に取り組む。浜通りなど数カ所に拠点を設けてペッパーを配置し、イノベ構想の内容や地域の観光資源などを発信、情報のプログラミング開発に高校生を参加させ、情報技術(IT)を担う人材を育成する。

 県、ソフトバンク、福島イノベーション・コースト構想推進機構が11日、連携協定を締結して発表した。ソフトバンクが地域振興を兼ねた人材育成を支援する協定を結ぶのは全国初。イノベ構想の理解促進が課題となる中、先進的なロボットを核に県内外に本県の取り組みを伝える。

 ペッパーを配置する場所として南相馬市の「あすびと福島」のほか数カ所を検討。ソフトバンクが10台程度のペッパーを貸与し県が年内にも配置を始める。発信する情報をプログラミングするのは原町高と小高産業技術高の2年生計5人。ソフトバンクなどが技術支援を行う。内容としてはイノベ構想の取り組みや地域の観光、歴史、文化、復興状況などを想定している。

 このほか連携では、自宅などで仕事ができる「テレワーク」の推進を支援。8月18日にはJヴィレッジでソフトバンク主催の少年サッカー大会も開く。

 県庁で行われた締結式には内堀雅雄知事、ソフトバンクの宮内謙社長、同機構の伊藤泰夫事務局長が出席。宮内社長は「ITの世界は大きく進化している。IoT(モノのインターネット)分野でも提案できたらいいなと思う」と語った。