「采女伝説」手拭い完成 郡山商議所女性会、うねめまつりで販売

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手拭いをPRする(右から)野本さん、塩谷さん、吉田さん、平川さん、高橋さん

 郡山商工会議所女性会は13日までに、郡山市に伝わる采女(うねめ)伝説にちなんだ手拭いを作った。8月2日から同市の駅前大通りなどで開かれる「第54回郡山うねめまつり」などで販売し、采女伝説をPRする。

 采女は、中世に帝(みかど)や皇后の側近に仕え、日常の雑事などを行った女官。采女伝説はその采女が池に入水し亡くなった悲しい伝説にちなむ。

 約1300年前から語り継がれる采女伝説は安積の里(現・郡山市)が冷害続きのため、奈良の都から来た葛城王が巡察したものの、年貢の免除が許されなかったことから始まる。

 地元では王をもてなす宴(うたげ)が開かれ、王は春姫という娘を見初めた。春姫が王をもてなした歌「安積山 影さへ見ゆる山の井の 浅き心をわが思わなくに(私たちが王を慕っている気持ちはとても深いのです)」と献上した歌がきっかけで、春姫は采女に選ばれたと伝えられている。

 手拭いは、市民に同市の歴史や文化を知ってもらおうと同会観光特別委員会が中心となり作った。

 手拭いに描かれた春姫のデザインは同市の画家長尾勉さん、歌の文字は同市の書家七海和太瑠(わたる)さんが担当した。千枚作製し、同商議所などで販売している。1枚1080円(税込み)。

 問い合わせは同商議所内の同女性会事務局(電話024・921・2621)へ。

◆吉田会長ら完成報告

 同会の吉田いくよ会長、同委員会の平川真理子委員長、塩谷喜代美、野本百合子、高橋由貴子の各委員は13日、手拭い完成報告のため福島民友新聞社郡山総支社を訪れた。

 吉田会長は「手拭いを通して、郡山市の歴史や文化を学んでもらいたい」と話した。