「富良野自然塾・裏磐梯校」開校 北塩原に『地球』学びの場誕生

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富良野自然塾が開校し、特別インストラクターのなすびさん(右)から地球の成り立ちを学ぶ参加者=14日午前、北塩原村・グランデコリゾート

 脚本家の倉本聰さん(83)を塾長に、北海道富良野市などで展開している自然環境体験プロジェクト「富良野自然塾」の裏磐梯校が14日、北塩原村のグランデコリゾート内に東北で初めて開校した。

 開校式には、倉本さんが「なぜわれわれがもっと地球環境に目を向けなければいけないのか考えてみてほしい。裏磐梯校はその起点になる」とメッセージを寄せた。テレビドラマ「北の国から」に出演した俳優の岩城滉一さんが特別ゲストとしてトークショーを行い、撮影の裏話などを語った。

 自然塾の体験プログラムも始まり、タレントのなすびさんが特別インストラクターとして登場。自然がもたらす恵みや地球の歴史を学ぶ「緑の教室」「地球の道」など、四つのアクティビティーをユーモアたっぷりの話術で紹介した。

 裏磐梯校を運営するグランデコリゾートは、2人以上の申し込みがあれば自然塾の体験プログラムを行う。料金は中学生以上3000円、小学4年生以上2000円。3日前までに予約が必要。問い合わせは同リゾート(電話0241・32・2530)へ。

 「環境教育」拠点...体験プログラムに期待

 「将来世代のために、環境教育を」。自然とともに生きる人の在り方を考える学びの拠点として、東北で初めて北塩原村のグランデコリゾートに誕生した「富良野自然塾」裏磐梯校。14日の開校式では、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故を経験した本県だからこそ訴え掛けられるメッセージがある―と、参加者から大きな期待が寄せられた。

 式では、主催する東急リゾートサービスの熊沢基好社長や開校に協力した福島民友新聞社の五阿弥宏安社長があいさつし、本県で開校することの意義などを語った。

 続いて、富良野自然塾の林原博光副塾長が塾長の倉本聰さんのビデオメッセージを紹介。林原副塾長は学校現場で環境教育が進んでいない現状などを挙げながら「裏磐梯校は極めて重要になる。環境教育の拠点として情報を発信してほしい」と訴えた。

 開校日の自然塾体験プログラムにはタレントのなすびさんが特別インストラクターとして登場。自らが達成したエベレスト登頂の経験などを参加者と語り合いながら、「緑の教室」「石の地球」「地球の道」「裸足(はだし)の道」の四つのアトラクションを巡った。なすびさんは、巧みな語り口でアトラクションの意味などを紹介し、参加者が環境問題への"気付き"を得られるように導いた。