「震災経験生きた」 福島県の保健技師、西日本豪雨の避難所支援

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
岡山県での活動を振り返る前田さん

 西日本豪雨に伴い、岡山県倉敷市で避難所の衛生対策などを支援した県健康増進課専門保健技師の前田香さん(50)は18日、福島民友新聞社の取材に「避難所で生活する被災者の健康状態などを図で分かりやすくマッピングして示し、大変喜ばれた。東日本大震災の経験を生かすことができた」と活動を振り返った。

 前田さんは保健師による支援チームの先発隊リーダーとして12日に派遣され、17日午前まで活動。浸水被害が出た真備町地区の避難者73人が生活する連島東(つらじまひがし)小体育館の避難所で健康支援や感染症対策を支援した。

 13日に冷房が完備されたものの、男性1人が胃腸炎になるなどし、感染症対策の重要性を痛感。同避難所は地域のボランティアが多かったが、前田さんは「真備町近くの避難所は人が足りていない」と指摘。「活動の機会が減り、栄養の偏りなどで生活習慣病のリスクが高まる。現地の保健師と連絡を取りながら課題解決を図りたい」と話した。

 保健師のチームは8月2日まで派遣される。