常磐線・双葉駅「橋上駅」8月6日工事着手 20年春使用開始へ

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橋上駅や自由通路が整備されたJR双葉駅東口のイメージ

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で一部が不通となっているJR常磐線の全線開通に向け、JR東日本は8月6日、双葉町の双葉駅の駅舎と、線路をまたぐ東西自由通路を2階部分で一体化した「橋上駅」の新設工事に着手する。全線再開が計画されている2020年春の使用開始を目指す。

 同日、現地で起工式と安全祈願祭が行われる。JR東水戸支社が20日発表した。

 同支社によると、設計の基本概念は「おもてなし・つなぎ・にぎわいを生む駅」。光を取り込む広い窓や、温かみのある外装などで、明るく安らぎのあるおもてなしの空間を表現する。さらに、自由通路で東西市街地をつなぐことで、町や人の一体感を生み出す狙い。

 橋上駅には、中央ホール(コンコース)や駅事務室、エレベーターなどを整備。双葉駅は現在、二つのプラットホームと線路の「2面2線」だが、一つのプラットホームと線路の「1面1線」に改修される。総工費は約18億4000万円。

 また、既存の駅舎は町に無償で譲渡される。町は今後、既存駅舎の活用方法を検討する。

 帰還困難区域にある双葉駅は、除染とインフラ整備を一体的に行う特定復興再生拠点区域(復興拠点)を構成する拠点の一つ。町は、常磐線の全線開通に合わせて駅周辺の一部の避難指示を先行解除する計画。