『蔵』改装...喜多方観光の顔に 飲食店「新金忠」7月26日開店

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店舗として生まれ変わった蔵

 国の重要伝統的建造物群保存地区に選定される予定の喜多方市の観光名所「小田付(おたづき)地区」の有志らが、同地区で廃業した、みそ・しょうゆ醸造業社「井上合名会社」の蔵を改装し、新たに飲食店として再生させる。店舗名は「新金忠―食堂&バル」。地区の新たな観光の顔として26日に開店する。

 同地区は江戸時代末期以降の蔵や建築物が現存しているが、空き家となっていたり、使われていない蔵が多い。そこで地元の会津北方小田付郷町衆会事務局の星宏一さん(60)らが地元有志らに呼び掛け、昨年10月に地元有志が出資する会社を設立、井上合名会社の土地や蔵の一部を購入した。

 井上合名会社は江戸時代天保年間の創業。一部の蔵は国の登録有形文化財に指定され、地元では「金忠」の名で親しまれていたが、昨年1月に廃業した。

 新店舗の外観は以前と変わらず、内装もできる限り従来の雰囲気を残している。店は割栢(わりがや)大喜さん(30)と遠藤和也さん(28)が切り盛りし、和食中心の料理を提供する。星さんは「ほかの未使用の蔵が利活用されるきっかけにしたい」と意気込む。今後は購入した残りの蔵や土地の利活用を検討し、民泊施設としての活用も候補に挙がっている。

 住所は喜多方市字南町2854。営業時間は昼の部が午前11時~午後1時30分、夜の部が午後5時30分~同9時。定休日は毎週月曜日で火曜は昼の部、日曜は夜の部が休み。