仏教文化に理解 会津ほとけの学校、奈良・興福寺僧侶ら講演

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講演した辻さん(右)とザイレさん

 仏教を学ぶ文化講座「会津 ほとけの学校」は20日、会津若松市の会津稽古堂で開かれた。奈良・興福寺の僧侶が講演し、来場者が同寺の歴史や仏教文化に理解を深めた。西会津町の鳥追観音如法寺の主催。

 講師を務めたのは、興福寺執事の辻明俊さんと、ドイツ生まれで同寺で出家したザイレ暁映さん。辻さんは、寺の取り壊しや仏像の破棄などが行われた明治初期の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)について解説。多くの領地を失い、一部の建物も撤去された当時の寺の惨状を話した。

 ザイレさんは、廃仏毀釈で大きな打撃を受けたものの、興福寺などに残る信仰について説明。「明治維新の影響で、多くの大切なものが失われた。伝承された精神性を伝えることが私たち僧侶の使命だ」と話した。