Jヴィレッジ会場に21年度「ユースサッカー大会」 28日再始動

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 日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(60)は国内初のサッカーのナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」(楢葉、広野町)が28日に再始動することを受け、震災と原発事故後に会場を同施設から群馬県などに移した「日本クラブユースサッカー選手権(U―18、U―15)大会」を2021年度にも同施設で再開させる意向を示した。23日、福島民友新聞社の単独インタビューで語った。田嶋氏は別の全国大会を同施設で開催することも想定し、サッカーによる地域振興を強力に後押しする姿勢を強調した。

 クラブユース大会はJFAなどが主催。田嶋氏は同施設での再開について「宿泊施設や弁当を提供する事業者の確保が必要」と語り、選手や保護者の受け入れ態勢の整備が課題との認識を示した。

 再始動に当たり、田嶋氏は同施設を活用して本県の現状を国内外に正しく発信することが重要との認識を示し、「海外チームを呼んだ大会を来年(19年)か再来年(20年)にはやりたい」と述べた。

 また20年東京五輪に向け、同施設をサッカー日本代表の合宿地とする計画を踏まえ「五輪チームの拠点となり、大会も戻す。サッカーの聖地を再びアピールしたい」と意気込みを示した。

 休止前に施設内にあった選手のけがの治療や健康を支える医療施設について、田嶋氏は「20年ぐらいには戻したい。Jヴィレッジ成功のためにはクリニック(医療施設)を造らなければならない」と指摘。21年度から男子、24年度から女子が同施設に帰還するサッカー育成機関「JFAアカデミー福島」の競技力向上にも取り組むとした。