育て!復興彩る赤い花 新品種「いいたてオリンピア」発表

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
新品種のタイタンビカス「いいたてオリンピア」を見学する来場者。鮮やかな赤色の花びらが特徴

 飯舘村と、園芸植物の生産などを手掛ける赤塚植物園(三重県)が共同出資する「までいガーデンビレッジいいたて」は24日、村で記者会見を開き、新品種のタイタンビカス「いいたてオリンピア」を発表した。村の復興を熱く盛り上げるような鮮やかな赤い花が特徴で、復興の新たな起爆剤として来年度、村内で販売を始める。

 いいたてオリンピアは赤塚植物園が独自に開発を進めてきた品種。同社によると、花が育ちにくいとされる夏に花を多く咲かせるほか、従来のタイタンビカスに比べ、花持ちが良く、夕方まで咲き続ける。東日本大震災からの復興と、東京五輪・パラリンピックの会場を彩ってほしいとの願いが込められている。

 赤塚植物園によると、タイタンビカスは通常、種苗法や商標法により権利者の許可なく営利向けの生産、増殖を行うことができない。このため、までいガーデンビレッジいいたてはいいたてオリンピアを村専用の品種として村内限定で生産、販売する予定。今後、同村の渡辺春治さん(69)を中心に生産を本格化させ、来年度、約2万株を目標に販売する。

 菅野典雄村長は記者会見で「村で育った花を東京五輪の会場に飾ることができれば」、赤塚植物園の赤塚耕一社長は「社のノウハウを生かして村復興の一助になればと思っていた」と話した。

 渡辺さんは「東京五輪に飾れるよう生産に取り組みたい」と意気込んだ。