猪苗代の花火大会が記念行事に エクアドル国交100年、英世が縁

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エクアドルと花火がテーマの手拭いを掲げ「日本の花火を見た子どもたちに夢を持ってもらいたい」と語る宮浦さん

 猪苗代町出身の世界的細菌学者野口英世が研究した縁で外交が始まった日本とエクアドルの関係が100年の節目を迎え、8月13日に同町で開かれる「いなわしろ花火大会」が記念行事の一つとなることが決まった。花火大会のスタッフとして参加、大会の模様をエクアドルで上映するための活動を進める宮浦歩美さん(34)=東京都=は英世の縁で両国の子どもたちが次の100年の絆を紡いでいってほしいと願う。

 宮浦さんは大学時代の2004(平成16)年、エクアドルに半年間ボランティア留学した。女性刑務所内託児所での活動をきっかけに子どもが夢や希望に出合えるよう、同国で日本の花火を打ち上げたいと思い立った。15年にプロジェクトを立ち上げたが、海上輸送の規制が厳しく実現しなかった。

 宮浦さんの思いを受け、駐日エクアドル大使館が町などに働き掛け、いなわしろ花火大会を両国の国交100周年記念事業として行うことが決まった。エクアドル音楽に乗せて同国名産のバナナ、パナマ帽子などの形を描く花火を打ち上げる「エクアドルパート」を約10分間展開する。

 大会での花火の映像は同国で8月25日に始まる国交100周年事業「日本祭り」で紹介される予定。宮浦さんは「花火を機に次の100年につながる一期一会をつくりたい」と子どもたちに花火を見せることを誓った。