東北の高校生ら富士山頂へ 登山家・田部井淳子さんの遺志継ぐ

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5合目から出発する田部井進也さん(右から3人目)と生徒ら

 一昨年10月に77歳で亡くなった登山家田部井淳子さん(三春町出身)の遺志を引き継ぎ、東日本大震災で被災した東北の高校生が富士山登頂を目指すプロジェクト「東北の高校生の富士登山2018」の参加者は24日、静岡県富士宮市の富士宮ルートで登山を開始した。

 午後4時ごろ5合目から登り始めた参加者は約30分後、6合目にある山小屋に無事到着した。

 25日は午前3時ごろに山小屋を出発し、同10時ごろに山頂に着く予定だが、天候により前後する可能性もある。

 同プロジェクトは田部井淳子基金の主催、文部科学省、福島民友新聞社などの後援。東日本大震災の復興支援として2012(平成24)年から毎年行われており、今年で7回目。今回は、本県の高校生84人を含む96人が参加した。

 登山に先立ち、富士山5合目で開会式が行われた。同プロジェクトリーダーを務める田部井さんの長男進也さん(39)が「登山を通して何かをつかんでほしい」と激励のあいさつ。出発直前に参加者が、班ごとに「エイエイオー」と掛け声を上げて出発した。

 白河高3年の生徒は「不安よりもワクワクが大きい。友達もたくさんできたので楽しんで登りたい」と意気込んだ。