「オペラ白虎」練習本格化! 戊辰150年...節目の年の成功誓う

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本番を間近に控え、合同練習に熱を入れる出演者ら

 飯盛山で自決した白虎隊の史実に基づき、唯一生き残った飯沼貞吉にスポットを当てて描かれたオペラ「オペラ白虎」の再演(28、29の両日、会津若松市の會津風雅堂)が間近に迫った。市民を中心に結成された合唱団やNHK交響楽団の団員有志を中心とする特別編成のオーケストラ、ソリストらの合同練習が25日から本格化し、緊張感あふれる練習風景が繰り広げられた。

 オペラ白虎は、地域振興芸術委員会(宮沢洋一委員長)の主催、同市と戊辰150周年記念事業実行委員会、会津若松文化振興財団の共催、福島民友新聞社などの後援。2012(平成24)年が初演で、会津武士の生き様や愛、平和などに対する力強いメッセージがこもった歌声や荘厳なオーケストラ、迫真の演技が大きな反響を呼んだ。市民オペラの中で最も優秀な作品に贈られる佐川吉男音楽賞も受賞した。

 戊辰150年の節目に合わせた再演が決まり、貞吉役の藤田卓也さん、貞雄(貞吉から改名)役の高橋啓三さん(福島市出身)、西郷頼母役の黒田博さん、西郷千恵子役の腰越満美さんら、日本を代表するソリストが名を連ねた。指揮は会津若松市出身の佐藤正浩さんが務める。

 25日の合同練習では、演出の岩田達宗さんや佐藤さんが合唱団に対し「最初の音をちゅうちょしない」「一つ一つの言葉を大切に」と細かく指導した。宮沢委員長は「この段階でも見ていて涙が出てくる。『何があっても前に向かって生きる』という、強いメッセージが感じられるはず。実際に鑑賞し、先祖が感じた思いを共有してほしい」と話した。

 オペラ白虎の上演は28、29の両日とも午後2時から。全席指定でS席5000円、A席3000円、B席2000円。會津風雅堂で扱っている。