富士登山の高校生「助け合い登れた」 田部井さん遺志継ぎ登頂

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記念撮影する高校生とスタッフ

 2016(平成28)年に77歳で亡くなった世界的な登山家田部井淳子さん(三春町出身)の遺志を引き継ぎ、東日本大震災で被災した東北の高校生が富士山登頂を目指したプロジェクト「東北の高校生の富士登山2018」の閉会式は26日、静岡県富士宮市で行われ、参加者は2泊3日の富士登頂を締めくくった。

 高校生96人は、宿泊小屋のある富士山6合目で山頂をバックに記念撮影した後、富士信仰の拠点「富士山本宮浅間大社」(同市)を参拝、閉会式に臨んだ。

 リーダーを務めた田部井さんの長男進也さん(39)は「仲間で助け合ったからこそ登れたと思う。今後もみんなの後輩を連れて行きたい」とあいさつした。

 25日に登頂した最後のグループの一人、男子生徒(いわき秀英高2年)は「進也さんが励まし続けてくれたおかげで登り切れた。山頂では班の仲間が待っていてくれてうれしかった」と感謝の思いを述べた。

 同プロジェクトは田部井淳子基金の主催、文部科学省、福島民友新聞社などの後援。東日本大震災の復興支援として12年から毎年行われており、今年で7回目。