総大将出陣祝う宴で「古式砲術演武」 相馬野馬追・28日開幕

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総大将出陣祝いの宴で披露された古式砲術演武=相馬市・相馬中村神社

 国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」は28日、相馬、南相馬両市で開幕する。相馬市の相馬中村神社で27日、安全祈願祭と総大将出陣祝いの宴が開かれ、騎馬武者らが武勲を祈願した。今年は相馬家第33代当主和胤(かずたね)氏の長男行胤(みちたね)氏が2年連続で総大将を務める。

 祈願祭では陣羽織姿の騎馬武者が勢ぞろいし、同神社拝殿で武運長久を祈願した。境内で開かれた総大将出陣祝いの宴では、行胤氏が「野馬追の団結の精神で復興が進むことを願う」とあいさつ、騎馬武者が士気を高めた。相馬中村藩古式砲術演武、相馬流れ山踊りの演舞、相馬太鼓の演奏が繰り広げられた。

 今年の相馬野馬追では東京電力福島第1原発事故の影響で中止されていた浪江町での騎馬武者行列が8年ぶりに再開する。

 歴代藩侯に武勲誓う

 歴代相馬藩侯墓前祭も27日、南相馬市小高区の相馬藩菩提(ぼだい)寺の同慶寺で厳かに行われた。騎馬武者が本番での武勲と無事を祈った。

 小高郷騎馬会幹部ら約50人が出席。螺役(かいやく)が御霊屋に向かって礼螺(れいがい)を響かせた。林勝典小高区野馬追執行委員長が「小高では昨年から行列が復活した。武運長久、無事の帰還のご加護を賜りたい」とあいさつ。歴代藩侯の位牌(いはい)に騎馬武者らが焼香、堂々の出陣を誓った。