「薬師如来坐像」30日完成披露 磐梯・慧日寺資料館で藝術祭

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
坐像の引渡書を交わす五十嵐町長(右)と山田教育研究助手

 磐梯町の国指定史跡慧日寺(えにちじ)跡の金堂内展示物として制作された薬師如来坐像(ざぞう)の除幕式と一般公開が30日、同史跡で行われる。

 約3年がかりで制作された坐像は、本体と台座に当たる宣字座(せんじざ)、七仏薬師を備えた光背(こうはい)を合わせて高さ約4メートルで、総重量は約1トン。漆や金箔(きんぱく)が施された像の肌に、歳月を経た風合いを出す「古色仕上げ」がなされている。

 公開当日は、午前9時から磐梯山慧日寺資料館で「磐梯とくいつ藝術祭(げいじゅつさい)」が開幕。坐像を手掛けた東京芸大大学院美術研究科保存修復彫刻研究室による制作過程を解説した展示などが行われる。当日入場無料となる史跡慧日寺跡では、同11時から坐像除幕式が行われ、式後に一般公開が始まる。午後3時からは新義真言聲明三宝会による声明公演が入場無料で行われる。

 町に引き渡し

 除幕・披露を前に27日、研究制作を担当した東京芸大から磐梯町に坐像が引き渡された。金堂内の坐像前で、同大大学院美術研究科保存修復彫刻研究室の山田亜紀教育研究助手から五十嵐源市町長に引渡書が手渡された。引渡しは30日付。